今年もハブランサス咲かないかも…?

先日ボスと二人で草むしりをしていた時の話です


珍しく自ら草むしりをしようとやる気を見せていたので、私も微力ながら助太刀しましょうと手伝いました。
とりあえずこの時期は草を刈っても刈ってもまた生えて来るからテキトーにやって引き上げましょうとアドバイスしました。
あんまり長時間無理してやっても後が続かないですし、後々身体のそこかしこが痛くなります。
草むしりって普段使わない筋肉を使うのか、必ずと言っていいくらいに翌日以降筋肉痛になるんですよね。
この時期は草の生長が早いので、刈っても刈っても直ぐに生えて来ます。
そんな訳で気持ちが納得出来る程度に終わらせようとした時にふと見て、ある事に気付いてしまいました。

ん?これは…何かの球根…?ああ、多分ハブランサスの球根だ…え?ま、まさか…
そうです、そのまさかです。
今年もやってしまいました…ボス、またハブランサスも刈ってしまいましたね。
そんな訳で今年もハブランサスの花は見る事が出来ないのかなって思っていました。

そんな諦めムードでしばらく過ごしたある雨上がりの日の朝、見覚えのある花茎が伸びている事に気付きました。
おお、あれはハブランサスではないですか!
ほぼ約束通りの展開で花茎を伸ばして花を咲かそうとしています。
ぶっちゃけたった一輪の花ですが、周りの草を刈って何もないところに一本の花茎が伸びている状況になかなか健気な感じがして、感動を覚えずにはいられませんでした。

かつてはそんなに苦労しなくても当たり前のようにたくさんの花を咲かせてくれたハブランサスでしたが、今はいろいろな障害にぶち当たっても、それでも花を咲かせようとする姿にただひたすら感動しました。

いつの日かハブランサスが咲かないと夏の訪れを感じないようになっていましたが、たとえ一輪でも咲いてくれれば夏の訪れを感じる事が出来ます。
今年もこのピンクのあの野郎を見て夏を感じる事が出来ます。
コロナ禍で今までと全く違ったパターンになってしまった世の中ですが、自然のサイクルは変わらず動いているんだなという実感がこういう状況を見ると強く感じる事が出来ます。