長ネギを種から育てるのに成功

なかなか手間が掛かりますが…

私には作物栽培だけでなく、人生的にも師匠がいましたが、その師匠も長ネギを種から育てる事が出来ませんでした。
まあ厳密に言うと、育てようと思えば出来たのかもしれませんが、年齢的にそこまで手間を掛ける気になれなかったというのが正直なところかもしれません。

そんな事をふと今年の梅雨くらいに思い出して、去年植えた長ネギがネギ坊主を作っていたので、種を取って蒔いてみました。

私自身も以前に何度か挑戦してみた事があったのですが、発芽はするけど、ちょっとしたら弱って溶けるように枯れて行ってしまうパターンにハマってしまい、なかなかその先には進めませんでしたが、今年はちょっと工夫を凝らして何とか何本か、ものになりそうなくらいまで育てました。

長ネギはある程度大きくなるとなかなか死ななくなるのですが、その大きさまで育てるのが大変な作業になります。
とにかく発芽したばかりの頃は細い芽なのでちょっとした乾燥にも弱いですし、かと言って逆に多湿過ぎても腐ってしまいます。
私が今回育てた時は、乾燥しそうな時は周りに生える草も敢えて抜き取らないようにして、共生させるようにしました。
それと苗の周りをビニールで囲って、なるべく地面に直射日光が当たらないようにして、乾燥しづらい環境にしました。
また湿りそうになった時は周りの草を多少抜いて、囲っていたビニールの高さを低くして、水分を飛ばしやすい環境にしました。
そこのバランスが難しくて、長ネギは苗から育てる人が多いのかなって思ってしまいます。

大体3ヶ月〜4ヶ月くらいまで生長出来れば余程の事が無い限りは死ななくなります。
そのくらいでやっと苗屋さんで売られてるくらいの大きさですね。
自分で育ててみて、苗屋さんが50本や100本で売られてる苗の1本1本が大変な思いをして作られてるんだなってしみじみ思いました。

長ネギは割と季節問わず育てられるし、連作障害も少ないと言われている作物なので、大きくなれば比較的育てやすい作物じゃないかなって思います。
また大抵花が咲いてしまうと終わりと思われがちですが、花から種が取れますし、花が咲いた後も継続して育てる事も出来るので、それも魅力の一つかなと思います。

理想としては、常に種→苗→収穫→余ったものは種みたいに、年中そのサイクルを続けて行ければベストかなと思っております。

そこまで出来れば師匠がやろうと思っていた事を実現出来たかなと思えそうです。
そういう風に思う事が出来ると俄然やる気が出て来ますね!