晩秋のちょっと暖かい日に咲きます
今年も晩秋のちょっと暖かい日に小菊が一斉に咲き始めました。
小菊は前年の茎が枯れないまま暖かくなって来るとそこから葉を出して群生しますが、それを数年も繰り返していると茎が重みで地面に寝てしまうんですね。
ですから新しい芽を刈り続けて、茎が伸びないように工夫する方法もあるのですが、如何せん手間が掛かり過ぎて今の私にはそこまでは出来なかったので、今年は泣く泣く根っこごと何株か地面に寝てしまったものを引っこ抜いてしまいました。
何気に我が家で一番最初に咲いた時が一番キレイだったのかなって思いつつも、その気持ちを超えるくらいのいい花を咲かせたいとも思っています。
折角たくさん咲いてくれるのですから、もっと何かキレイに見える演出をしてあげたいなとは思っておりますが、なかなか実行に移せていません。
何か茎の部分だけで形を作って、菊人形ではないですけど何か面白い事が出来るといいですね。
何か面白みがあった方がやる気も出て来るというものです。
来年の課題としておきましょうかね。
私は基本的に菊の中では紫の花が好きです。
菊と言うと白や黄色辺りが一般的ですが、何か仏花というイメージもなかなか強いと思います。
その点紫色の菊の花はそういうイメージも全く感じさせずに、また菊の違った一面を醸し出しています。
またそれを師匠のお墓に添えようと思ったボスの考えもなかなかリアルにすばらしいなって思いました。
流石、ボス。
いつもその斜め上行く発想で私の事を驚かせてくれますね。
菊は防虫効果のある植物ですので、あまり虫が付いているイメージはありませんが、最近晴れの日が続いて乾燥が進んでいるせいか、花よりもちょっと下辺りの茎にびっしりとアブラムシが付いている花を多く見掛けました。
アブラムシも乾燥が続くと死活問題になって来るので、よく植物の茎にたくさんくっ付いて植物から液を吸い上げています。
乾燥していない時はどこでそういう液を調達しているのかなと思えるくらい全然見掛けませんが、ここのところの天気みたいに晴れて乾燥してくるとお目に掛かる機会が増えて来ますね。
おそらく乾燥してくるとまわりの雑草なども生育が悪くなって来るので、より液を採取しやすい畑の植物を狙って来るのかもしれません。
花が咲き終わったら来年を見越して重みで寝ちゃわないくらいに調整しようと思います。
今までは生きているのをザクザク切ってしまうのはかわいそうだなって気持ちがあってなかなかためらっていたのですが、どうせならキレイに咲かせてあげたいという気持ちが強くなって来たというのがあります。
まあ今までもその気持ちは基本的に持っていたんですけど、何か思う方向を少し変えてみたような感じですね。