シロバナヨウシュチョウセンアサガオ

何か凄まじく大きくなりました

今年の春蒔きの時にポツンと生えていた苗を見掛けて、あまり見掛けない葉だったので珍しいと思い、通常であれば引っこ抜いてしまうところをとっておいたら、あれよあれよという間に生長してしまいました。

今や私の背丈をも超えるくらいの大きさになってしまい、予定していたウリや枝豆、植え替えたハブランサスも飲み込まれてしまいましたね。

こんなに大きくなるものだと最初から分かっていれば小さい苗のうちに引っこ抜いていたかもしれなかったですけど、全然そんな事も分からなかったので、放っておいたらあっという間に大きくなってしまいました。

大きな奴の正体は…?

流石にそこまで大きいと気になるのでちょっと調べてみると、どうもシロバナヨウシュチョウセンアサガオという妙に長い名前の花でした。

チョウセンという名前を冠していますが、朝鮮とはあまり関係がないみたいですね。

また普通のチョウセンアサガオというのもありますが、これとも見た目(花や葉の形)が若干違っています。

他にもデビルズトランペットとかエンジェルズトランペットとも呼ばれているみたいですが、花や実の奇妙な雰囲気や性質などからそういう名前が付けられたのかもしれません。

そこら辺に付いてはちょっと後述します。

トランペットはズバリ花の形が由来しているんだなって分かります。

何でその花の種が我が家に辿り着いたのかは定かに分かりませんが、あまりの急生長ぶりに驚きの一言ですね。

ホント一年草とは思えないくらいの大きさです。

何となく危険な雰囲気のある草花

いろいろと調べて行くと以前は麻酔薬などに使用されるなど、摂取すると幻覚作用をおこす成分を多く保有していて、割と毒性の強い植物みたいですが、カメムシにはあまり関係無いのか結構茎にびっしりと行列を成していました。

枝豆はこれに飲み込まれたというのはもちろん原因として大きいのですが、これに寄って来たカメムシにやられたというのも原因としてありますね。

シロバナヨウシュチョウセンアサガオの花

全体の大きさの割には花は控えめで、根本に向かう程紫色のグラデーションをした白い花を咲かせていました。

パァっと開いて咲くのかなって思ったんですけど、蕾の状態からそんなに開かないですね。

その花を正面から見ると何となく風車みたいな形をしていて、見た目の派手さは無いんですけど、キレイだなって思わせます。

返ってその感じがちょっと異様な雰囲気を漂わせていますね。

シロバナヨウシュチョウセンアサガオの実

それでも受粉はちゃんと行われるのか、これまた周りがトゲトゲした実を結びました。

最近はあまり見なくなって来ましたが、以前よく見掛けたトゲトゲした実で洋服にくっついてた(オナモミというみたいです)やつの巨大になったバージョンみたいな感じですね。

オナモミもそうですけど、そのトゲトゲの実の中に種が沢山格納されています。

今回はその種の一つがひょんな事から我が家に辿り着いて発芽したという経緯みたいですね。

まあ風か鳥が運んだか、といったところでしょうか。

毒性もある上に実もトゲトゲした見た目だと尚更不気味な感じの植物というイメージを持たせますね。

これくらいのスケールの植物が群生しちゃうと我が家のような猫の額みたいな庭ではとてもじゃないけどまかない切れなくなるので、今年だけで勘弁して貰おうかと思っています。

ホントいろんな植物があるんだなって思いました。